車に乗られている方であれば、必ず経験がある整備にエンジンオイル交換があります。
当店でも、半年に1回はお客様へご案内をさせて頂きますが、よくお客様から「オイル交換はした方が良いですか?」や「どれくらいでオイル交換はしなくてはならないですか?」などのご質問を頂きます。
当たり前のようにしているエンジンオイル交換ですが、実際の役割や時期などを正確に答えられる方は少ないと思います。そこで今回はエンジンオイル交換について解説していきます。
この記事のポイント
- エンジンオイルは、金属部品の摩耗を防ぎ冷却をして、エンジンを長持ちさせる役割をしている
- オイルの種類は、化学合成油、部分合成油、鉱物油の3種類がある
- オイルには品質や粘度もあるので、車に合ったオイルを使用することが大切!
エンジンオイルの役割とは?
エンジンオイル交換はよく耳にする通り重要な役割があり、交換をしないと車のエンジンに重大な不具合を起こしてしまう可能性もある重要な整備です。
車のエンジンの仕組みですが、回転やピストン運動を繰り返し行うことで駆動力を生み出しています。その為エンジン内部の金属部品は酷使されています。
エンジンオイルではこのエンジン内で動いている金属部品の摩耗を防ぎ冷却することで、エンジンを正常に機能させて、長持ちするような役割を果たしています。
代表的な役割を3つ紹介します。
潤滑作用
エンジン内部の金属部品が触れる部分を油膜で覆うことで、エンジン内部を保護し摩耗を防ぎ、動きを良くする効果があります。
冷却作用
エンジン内部は高温の為、エンジンオイルが循環することで熱を吸収して、熱を逃がすことでオーバーヒートを防ぐ役割があります。
防錆作用
エンジン内部の金属部品の酸化を防ぎ、サビの原因から内部を守る役割があります。
以上のようにエンジンオイルは車を動かすうえで重要な役割を果たしています。上記3つ以外にも洗浄作用や密封作用などがあり、エンジンの状態を正常に保っています。
エンジンオイル交換をしないと?
エンジンオイル交換をしないと最悪エンジンのオーバーヒートに繋がります。オーバーヒートはエンジンが焼き付いてしまうことなので、車両火災にもなる可能性があるのでとても恐ろしいです。
理由としてはエンジンオイル交換をしないことで、スラッジと呼ばれるエンジン内部の汚れ(ヘドロみたいなもの)がエンジン内部に蓄積されて、エンジンオイルの循環が妨げられるからです。
エンジンオイル交換を定期的に行っておけば、オイルと一緒にスラッジも除去される為、内部に蓄積されることはありません。
このようにエンジンの故障はもちろんですが、外出先で思わぬトラブルに繋がる可能性もあるので、エンジンオイル交換は定期的に行いましょう。
ちなみに一般的には3,000㎞~5,000㎞に1回または半年に1回のエンジンオイル交換が推奨されております。
エンジンオイルの種類と品質(粘度)について
では実際にエンジンオイル交換をする際にも注意が必要です。実はエンジンオイルにも種類がたくさんあり、種類によっても特徴やランク分けがあるからです。
大きく分けてエンジンオイルには3つの種類があります。
種類①:化学合成油
エンジンを保護するために不要な成分を除去して、添加剤を調合して化学的に合成されたオイルです。オイルとしての性能が良い為、耐久性や燃費性能は良いのが特徴です。値段は一番高価になります。
種類②:部分合成油
化学合成油に近い性能を目指して作られているオイルで、化学合成油と鉱物油の中間のオイルです。値段に関しても中間になります。
種類③:鉱物油
原油を蒸留させて不純物を取り除いたオイルです。性能は決して優れているオイルではないですが、値段が一番安価なのが特徴です。
エンジンオイルの品質
エンジンオイルの品質を表す規格は主にAPI(アメリカ石油協会)が出すものが主流となっております。ガソリン車のエンジンオイルの品質(グレード)には、SN、SM、SL、SJなどがあります。
何となく聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ちなみにこの中では、SNが一番良いグレードとなり、SJが一番低いグレードのものとなります。
燃費や低温性、高温性などの5項目の評価によってエンジンオイルの品質は決まっております。
ちなみに当店のアップル車検のエンジンオイル交換のオイルはSNグレードを採用しているので、一番良いグレードのものを使っております。
無料のオイル交換だと心配されるお客様もいるかとは思いますがご安心下さい。
エンジンオイルの粘度
エンジンオイルの交換をされる際に5W-30や0W-20などの言葉を聞いたことはないでしょうか。これがエンジンオイルの粘度を表す規格となっております。
これはアメリカのSAE(米国自動車技術協会)が定めている基準です。左側のWは冬(winter)を表していて、左側の数字は低温時の粘度を表しているので、数字が低くなるほど低温時にも固くなりにくい柔らかいオイルを表しています。
逆に右側の数字は高温時の粘度性を表しているので、数字が大きくなるほど硬くなるので暑さに対する強さを表しています。
エンジンオイルの粘度は車種や使用方法によっても変わってくるので注意が必要です。
エンジンオイル交換の費用とは?
当店のアップル車検では以下の金額でエンジンオイル交換(5W-30)をご案内しております。
軽自動車 | 1,980円(税込) |
小型車 1,500㏄ | 2,310円(税込) |
中型車 2,000㏄ | 2,640円(税込) |
大型車 3,000㏄ | 3,300円(税込) |
ちなみに車検をご利用頂いたお客様にお渡ししているアップルパスカードをご利用頂くと
軽自動車 | 無料 |
小型車 1,500㏄ | 無料 |
中型車 2,000㏄ | 無料 |
大型車 3,000㏄ | 無料 |
となりますのでとてもお得です。是非車検をご利用頂いて、アップルパスカードでお得にエンジンオイル交換をご利用下さい!
※車種によってはエンジンオイルの種類が変わる可能性もあるので、その場合は別途ご料金を頂く場合もございます。詳しくはスタッフまで。
まとめ
いかがでしょうか?エンジンオイル交換の重要性が再確認できたと思います。エンジンオイル交換は車の安心・安全の為には欠かせない整備です。
アップル車検でも、半年に1回はお客様へDMハガキとお電話にて必ずご案内をさせて頂きます。定期的なエンジンオイル交換を実施して、快適なカーライフをお送り下さい。
弊社スタッフも全力でサポートさせて頂きます!
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