暖かくなってきたこの時期、皆さんの頭を悩ませるのが「花粉」です。花粉症の症状は、くしゃみや鼻水など、とても辛いですよね。
日常生活で対策をしている方も多いと思いますが、運転時など車内での花粉症対策をしている方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、車内の花粉症対策について紹介します!花粉症の方が、運転時に注意しなくてはいけない点についても解説していきます。
この記事のポイント
- 車内に花粉を持ち込まないように、衣服はポリエステルやナイロンの素材の物を選ぶと良い
- 花粉が侵入しやすいエアコンはオート機能をオフにして、空調機能は内気循環を使用する
- 定期的に車内の掃除をすることで花粉を取り除くことが大切
花粉症について知ろう
車内の花粉症対策を知る前に、花粉症についての理解を深めることも大切です。ここでは花粉症について解説をしていきます。
花粉症の原因
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉に対して、体内の免疫反応によって引き起こされます。別名で季節性アレルギー性鼻炎とも言います。
花粉症の約70%はスギ花粉と言われていますが、地域によってはイネ科などの花粉が原因とも言われています。
花粉症の症状
花粉症の症状としては、主に鼻水、鼻づまり、くしゃみなどがあります。
花粉症はアレルギー症状なので、常に鼻水や鼻づまりが続き、目のかゆみなども出る為、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
車内の花粉症対策3点
花粉症は対策をすることで予防することも可能です。では実際に車内での花粉症対策は、どのようなことをすればよいのでしょうか?ここでは車内の花粉症対策について3点紹介していきます!
①車内に花粉を持ってこない
車内に花粉を持ってこないようにする為には、衣服に注意することが大切です。衣服にも花粉が付きやすい素材と付きにくい素材があります。
花粉が付きやすい素材は、ウールやフリースの素材です。反対に花粉が付きにくい素材は、ポリエステルやナイロンの素材となります。
花粉の時期の衣服には、出来るだけポリエステルやナイロンの素材の物を選ぶようにしましょう!
また静電気が発生すると、衣服に花粉が付きやすくなるので、花粉症対策には静電気除去も欠かさずに行うようにしましょう!
②花粉を車内に侵入させない
花粉は車内に持ち込まないことも大切ですが、それ以外にも侵入経路があります。それがエアコンです。花粉の時期にエアコンを使用すると、すぐに車内に花粉が侵入してしまいます。
とくにエアコンはオート機能を使用すると、内気循環と外気循環の切り替えが自動で行われてしまう為、外気循環のままにしておくと、どんどん花粉が車内に入ってきます。
エアコンを使用する際には、オート機能をオフにして、空調機能も常に内気循環を使用するようにしましょう!
またエアコンフィルターの定期的な交換も、花粉症対策には効果があります。
エアコンフィルターをしばらく交換されていないという方は、この機会に交換を検討してみてはいかがでしょうか?
③車内の花粉を取り除く
花粉を車内に入れないように注意していても、どうしても花粉が入ってきてしまうことはあります。そこで大切なのは、定期的に車内の花粉を取り除くことです。
車内のダッシュボードやパネルなどを、ハンディタイプのモップを使用して清掃したり、シートに掃除機をかけるなど、花粉の時期には定期的に車内の清掃も心がけましょう!
花粉症対策は安全運転につながる?
花粉症の症状は運転中にも影響を及ぼすことがあります。ここでは花粉症が運転の際に、どのような影響を与えるかについて解説していきます。
運転中のくしゃみに気を付けよう
花粉症だけではないですが、くしゃみをした場合、1回あたり0.5秒間まぶたを閉じることとなります。
0.5秒というわずかな時間ですが、もし時速60㎞で走行をしていた場合、車は約8mも進みます。車の運転中に、花粉症でくしゃみが頻発することを想像すると、とても恐ろしいです。
運転中の目のかゆみに注意
花粉症で運転中に目がかゆくなってしまうと、ついつい目をこすってしまうものです。目をこすると視界不良となる為、運転にも支障をきたします。
また目をこすり続けると、涙目にもなることがあり、さらに視界が悪くなってしまう場合もあります。
運転中の鼻水は大変
花粉症で運転中に鼻水が垂れてしまうと、鼻をかむためにハンドルから手を離さなくてはいけないタイミングも出てきます。
ハンドルから手を離すという行為はもちろん危ないですが、鼻水の対処に気がとられてしまい、運転に集中が出来ないという場合もあります。
花粉症の方が運転時に気を付けたいこと
花粉症対策は安全運転にも繋がりますが、花粉症の方が運転時に気を付けたいこともあります。ここでは花粉症の方が、運転時に気を付けたいことについて解説していきます。
運転時の眠気に注意する
花粉症の時に飲む薬で抗アレルギー薬があります。抗アレルギー薬の中には眠気が出てしまう薬もある為、服用する際には運転にも注意が必要です。
抗アレルギー薬には、眠気などの副作用が出にくい薬もあるので、運転の際は花粉症の薬選びには注意しましょう!
内気循環だけでは換気が出来ない?
先ほど紹介したように、花粉を車内に入れさせない為には、空調機能の内気循環を使用することがおすすめです。しかし実は、内気循環だけだと換気が出来ないなどのデメリットもあります。
花粉を入れない為には内気循環を使用するのがおすすめですが、感染症対策のためには定期的な車内の換気も実施するようにして下さい!
またその際には、車内の花粉を除去することも忘れずに行いましょう!
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