Instagram
近年、自動ブレーキが搭載された車が増えてきています。自動ブレーキで出来る事、また装着が義務化された場合、今乗られている車はどうなるのかなど、今回は自動ブレーキの気になる事についてお伝えしたいと思います。ぜひ参考にしてみて下さい！
この記事のポイント
- 自動ブレーキは、車に搭載されたセンサーやカメラで障害物を検知して、危険性が高いと判断した時に自動でブレーキを作動させる装置
- 自動ブレーキは優秀なシステムだが、性能に過信することなく、安全運転を心がけることが大切
- 2021年11月以降にフルモデルチェンジをして発売された新型車は、自動ブレーキの装着が義務付けられている
車の自動ブレーキとは？
車の自動ブレーキは、「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)」と言います。カメラやセンサーにより、先行車との距離を検出しています。前方の自動車や歩行者を検知して、追突の危険性が高まった場合、音や警告灯などで警告します。
それでもブレーキ操作がなく、追突や衝突の可能性が高いと判断した場合、自動的にブレーキをかけて、衝突の回避や衝撃の軽減を図るシステムです。
ブレーキアシストとの違い
ブレーキアシストはブレーキの力を増幅するもので、ドライバーのブレーキを踏む力が弱い場合、補助的にブレーキの力を強めてくれます。一方、自動ブレーキは、自動的にブレーキをかけて衝突の回避や軽減を図ってくれます。
自動ブレーキは何が出来る？
運転をサポートしてくれる自動ブレーキですが、具体的にどのようなことが出来るのでしょうか？
➀カメラやセンサーで通行人や車を検知できる
まず、カメラやセンサーで通行人や障害物などの位置、前の車との距離を測ることが出来ます。それにより、危険な状況にあるかどうかを判定しています。車種やメーカーにより異なりますが、一般的に車には様々なセンサーやカメラが搭載されています。
具体的には、暗い場所でも正確な距離を測定できる赤外線レーザー、対象物が人か車かなどを判別できる光学カメラ、対象物との距離を測定して追突の可能性を判断するミリ波レーダーなどがあります。
②警告音や警告灯で危険を知らせることが出来る
自動ブレーキは、追突や衝突の危険性が高まると、警告音や警告灯でドライバーに危険を知らせる事が出来ます。この機能により、ドライバーにブレーキ操作をするように促しています。こちらもメーカーや車種により警告の仕方は異なります。
一般的には、対象物に衝突する可能性があると検知した場合、「ピピピ」というような警告音と共に、メーターのディスプレイに「危険」や「ブレーキ」などの警告灯が表示されます。
③自動ブレーキで衝突を回避することが出来る
ドライバーに衝突の危険を知らせても、ブレーキ操作を確認できずに、追突や衝突の危険性が高いと判断した場合は、最終的に自動でブレーキが作動します。自動ブレーキが作動することで、衝突を回避する、また万が一、追突した場合でも被害を軽減することが出来ます。
自動ブレーキの注意点
事故の被害軽減が期待される自動ブレーキですが、注意しなければならない点もあります。自動ブレーキは優秀なシステムですが、あくまでドライバーが安全運転をしていることが大前提ということです。
完全に事故を防ぐものではなく、走行時の環境によっては、障害物を正しく認識できないことや衝突を回避できないこともあります。また、あまりに突然の飛び出しには、システムが対応できないということもあります。自動ブレーキの性能を過信せず、常に安全運転を心掛けることが大切です。
自動ブレーキの義務化について
2019年6月末に自動ブレーキの国際基準が定められました。以下3つの条件となります。
- 時速40㎞で走行中に、停車している車に衝突せず止まること(静止車両に対しての条件)
- 時速60㎞で走行中に、時速20㎞で走行している前の車に衝突しないこと(走行車両に対しての条件)
- 時速30㎞で走行中に、時速5㎞で横断している歩行者に衝突せず止まること(歩行者に対しての条件)
この国際基準に基づき、国土交通省は日本の国内基準を策定しました。これにより乗用車への自動ブレーキ装着の義務化を2021年11月から段階的に行うことになりました。
国産車における自動ブレーキ義務化の対象車は、2021年11月以降にフルモデルチェンジがされた新車です。既存の車種やモデルの場合は、2025年12月以降に販売する車が対象になります。
自動ブレーキが搭載されていない車はどうなる？
ここで気になるのが、「今乗られている車に、自動ブレーキが搭載されていない場合はどうなるの？」という点ではないでしょうか。現在、乗られている車や中古車については、この制度は適用されません。
現時点では、自動ブレーキ装置は後付けが出来ない為、そのままでも公道を走行する事が出来ます。ただし、安全面から気になるという方もいるでしょう。そのような時は、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」という機能があります。
これはアクセルとブレーキの踏み間違えにより、周囲の障害物と衝突の危険がある場合、警告音でドライバーへ注意を促し、エンジンやブレーキを自動制御する装置です。後付けで装着できる商品もあるので、検討してみるのもおすすめです。
まとめ
各自動車メーカーでは、安全技術の開発が進んでいて、より安全性の高い車が発売されています。国際基準が定められたことにより、その安全性はより高められることが期待されるでしょう。
しかし自動ブレーキは、完全に事故を防ぐものではありません。あくまでも危険回避の最終手段・サポート機能であることを忘れてはいけません。事故を起こさないように、細心の注意を払い、安全運転を心掛けましょう。
当店のアップル車検では、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の取り扱いがあります。気になる方はお気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
アップル車検は山梨県甲府市・中央市を中心に年間車検台数6,400台を行う 安心・安全な自動車整備工場です！
アップル車検 田富店
〒409-3845 山梨県中央市山之神流通団地3-2-2
TEL：0120-502-419
アップル車検 美術館通り店
〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-1-6
TEL：0120-134-190
コールセンター
TEL：055-273-5517
電話をかける
ご予約
お見積り
LINE
