車を所有していると、様々な維持費が発生します。車を乗り続ける上ではどれも欠かせない費用ですが、その中には大きな金額になるものもあり、節約できないかと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、車の維持費を節約する方法を紹介します。
この記事のポイント
- 車の維持費は、節約出来る費用と節約出来ない費用に分かれる
- 節約出来る費用は、ガソリン代や高速料金、保険、メンテナンスなどがある
- 車検やメンテナンス費用を抑えるためには、業者選びが大切となる
節約できる車の維持費はどれ?
車の維持費は、税金や保険料など車を所有していることにかかる費用と、ガソリン代や高速料金などの車を走らせるためにかかる費用、メンテナンスなど車を維持するためにかかる費用に分けられます。
車の維持費を節約したい場合には、どの費用がどれくらいかかるのかをまず把握し、その上で節約できる費用を見直すことが必要です。
車を所有していることにかかる費用(税金や保険料)
軽自動車 | 普通車 | |
自賠責保険料 ※1 | 19,730円 | 20,010円 |
軽自動車税(種別割) 自動車税(種別割) ※2 |
10,800円 | 29,500円~111,000円 |
自動車重量税 ※3 | 6,600~8,800円 | 8,200円~75,600円 |
※1 24ヵ月分の保険料(令和4年12月時点)
※2 1年に1回発生(軽自動車は一律)
※3 2年に1回発生(エコカー減税なしの場合)
自賠責保険は、全ての車の所有者に加入することが義務付けられています。また、各種税金も法律で支払いが決められているため、節約はできない項目です。ただし、軽自動車の場合は、普通車に比べてそれぞれの維持費が安くなります。
車を走らせるためにかかる費用
車を走らせるためにかかる費用は、車の使い方によって節約可能です。場面によって車と公共交通機関を使い分けることで、ガソリン代や高速料金を節約できるでしょう。
また、車を所有していることにかかる費用と同様、軽自動車の方が、ガソリン代や高速料金を抑えることが可能です。
車を維持するためにかかる費用
車を維持するためには、車両のメンテナンスが必要となり車検や修理、消耗品の交換などのメンテナンス費用がかかります。
このような維持費を節約するためには、料金が高い傾向のあるディーラーよりも、車検専門店やガソリンスタンドなど、料金の安い業者へ依頼することが有効です。
車の維持費を抑えるための対処法
車の維持費には、税金や保険料など避けられない費用もありますが、節約できる費用もあります。維持費がかかりすぎてお困りの方でも、賢く維持費を減らすことは可能です。
任意保険の保険内容を見直す
万が一の際の補償を手厚くするためには、任意保険への加入が必要です。任意保険は各自が保険会社や補償内容を選ぶことができるので、必要な補償内容やプランを見直すことで維持費も抑えることができます。
任意保険の主な補償内容は、対人賠償保険・対物賠償保険・人身傷害保険のほかに、無保険車傷害保険・車両保険などです。その他に、弁護士費用などの特約があります。
この中でも対人賠償保険・対物賠償保険・人身傷害保険は、万が一の事故に備えて最低限は組み込むべきです。この3つの補償以外の部分を必要に応じて見直すのが節約のポイントです。必要な補償だけに絞ることで保険料も節約できます。
また任意保険料は保険会社によって、割引率や事故時の対応などが異なります。任意保険を見直す際は、各保険会社の保険料シミュレーションなどを活用して、料金や内容などを比較してみるのもひとつの方法です。
※当社は「東京海上日動」の正規保険代理店です。自動車保険に関する疑問・質問などは、気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい!
車の使い方を工夫する
どんな場面でも車を常に使っていると、ガソリン代や駐車料金・高速道路料金などがかさんでしまいます。車の使い方を工夫して、費用を節約しましょう。
例えば、長距離を移動するときは公共交通機関を使う、近い距離は徒歩にするなど見直しをしてみましょう。そうすることで、エンジンやタイヤの負担軽減にも繋がります。
また、時間に余裕をもって出発し高速道路を使わない、できるだけ安い駐車場を使うなどの工夫でも、車にかかる費用を節約できます。
定期的にセルフメンテナンスを行う
車が故障したり、消耗が早く進んだりすると、修理や点検に多くの費用がかかってしまいます。故障や修理の大きな出費を避けるためには、日頃からこまめなセルフメンテナンスを行うことが大切です。
車に異常がないか定期的に確認をして、少しでも違和感を感じたら、プロの整備士に見てもらうようにしましょう。早めに異常に気付くことができれば、大がかりな修理をしなくても済む可能性もあり、結果として出費を抑えることに繋がります。
維持費の安い車を選ぶ
維持費は車種によっても異なり、税金や自賠責保険料は軽自動車と普通車で金額が異なります。また、燃費の良い車を選ぶことでガソリン代の節約にもつながります。
- 軽自動車やコンパクトカー
軽自動車やコンパクトカーは、排気量や重量が小さく、その分自動車税や自動車重量税などを安くできます。軽自動車はガソリン代だけでなく、高速料金や税金も安く設定されているので、維持費をしっかり抑えられるでしょう。 - 電気自動車やハイブリッド車
電気自動車やハイブリッド車は燃費(電費)の良さを追求しているので、エネルギー代の節約につながります。また、エコカー減税が適用され、自動車重量税と環境性能割が軽減されます。また、ハイブリッド車はガソリンと電気を併用して稼働させるシステムを搭載しているので、ガソリンの消費量を大幅に減少できます。
燃費の良い車を選ぶ
燃費が良くなればなるほど、ガソリン代を節約できます。例えば、ガソリン代が150円/Lとして、走行距離500㎞の場合、差額は下記の通りです。
- 燃費10㎞/Lの場合:7,500円
- 燃費15㎞/Lの場合:5,000円
1ヶ月あたり500㎞を走行する場合、燃費を5㎞上げるだけでも、年間約30,000円を節約できます。燃費が優れれば優れるほど、節約できる金額は多くなります。燃費は車種によって変動するため、確認することが必要です。
車検やメンテナンス費用を抑える
車の整備は安全走行の為に大切ですが、メンテナンスを受ける場所によって費用が異なります。車検やメンテナンス料金が高い業者に任せている可能性もあるため、車検場所を変えることも検討してみましょう。
ディーラーでメンテナンスを受けていた方は、民間業者(車検専門店・ガソリンスタンド・カー用品店など)に変えることで、費用が抑えられる可能性があります。見積もり依頼をして金額を比較してみるとよいでしょう。その際は、合計金額だけでなく、内訳にも必ず目を通し、不要な整備などが付けられていないか確認することも大切です。
まとめ
車を所有し、日頃から使用していると様々な維持費用が発生します。そんな維持費の節約には、まずどの費用がどれくらいかかるのかを把握し、その上で節約できる費用を見直すことが大切です。
車の維持費として自動車税や自動車重量税などの項目は、必ず支払わなければならないので、削減できません。一方で節約できるポイントも多く、なかでも任意保険の内容の見直しやメンテナンスなどの方法を見直すこと、維持費の安い車選びなどが維持費節約に有効な対策です。
また、セルフメンテナンスでエンジンから異音がするなど、自分で原因が判断できない場合は、専門業者へ点検を依頼しましょう。そのまま放置してしまうと、さらに車の状態が悪化し多額の修理費用がかかってしまうリスクもあります。すべてを節約しようとするのではなく、後々の大きな出費が発生してしまう危険性を下げることも大切です。
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