車検費用が高いと感じたら？費用の内容や車にあった整備を検討しよう

自動車で公道を走行するには、定期的に車検を受ける必要があります。車検には、一定の費用が掛かる為、負担と感じる方も多いのではないでしょうか。今回の記事は、車検費用が高いと感じた際の解決方法について紹介します。

車検費用が高くなるポイント

車検費用の見積もりをした際に、前回の車検金額を上回ったり、10万円を超えていたりすると高く感じてしまう方がほとんどです。適切な金額なのか、疑問に思う方もいるかもしれません。

車検の相場や内訳を確認して、見積もり金額が適切かどうか、ご自身で確認できると安心ですね。ここでは車検費用が高くなるポイントについて解説します。

交換部品が多い場合

車検には、法定費用や整備費用がかかります。このうち整備費用は、車種や依頼する業者によって金額が変わってくるので、見積もりをとっている方は見積書の内訳で照らし合わせて検討するといいでしょう。走行距離が10万㎞、初年度登録から10年目を超えている場合は、多くの消耗部品で劣化が進む為、部品交換費用が発生する可能性があります。

例えば、タイミングベルトなどのゴム製品は、走行距離10万㎞または10年での交換がすすめられています。このような交換部品が多い場合、車検費用は高くなってしまいます。

新車登録から13年または18年が経過している

車検の費用には、自動車重量税が含まれています。この自動車重量税は、初度登録から13年または18年が経過すると、増額となります。

一例として、車両重量が1.5ｔ～2ｔ車にかかる重量税は、通常が2万4600円です。これが13年経過すると3万4200円となり、18年経過すると3万7800円になります。車が古くなるだけで、自動車重量税が最大1万3200円高くなる為、車検費用が高いと感じられるというわけです。

車検基本料金が高額なディーラーに依頼する

ディーラーに車検を依頼すると、車検費用が高くなる傾向があります。ディーラーは、車検基本料金の設定が高い店舗が多い為、整備内容に関わらず車検費用が高くなることが多いです。

また追加の交換部品が発生した場合、純正部品のみの取り扱いとなる為、こちらも社外部品と比較すると高額となります。したがって車検の合計費用が、割高となるわけです。

車検費用の種類

車検費用には、車検基本費用と法定費用があり、様々な費用が合計されている為、高く感じやすくなります。ここでは、どのような費用が掛かるのかを、しっかり把握していきましょう。

車検基本費用とは

車検を依頼する業者に支払う「点検費用」、「整備費用」、「代行手数料」の費用を合計した金額です。

• 点検費用
  車検を受ける為に必要な24カ月点検にかかる費用です。
• 整備費用
  点検の結果、国の定める保安基準に達していない、または達しない恐れがある場合に、車を健全な状態にする為の整備です。
• 代行手数料
  業者がユーザーの代わりに車検証の更新手続きを行う費用です。

法定費用とは

「自賠責保険料」、「自動車重量税」、「印紙代」の費用を合計した金額です。

• 自賠責保険料
  強制保険とも呼ばれる自賠責保険は、車に乗る為に必ず加入しなければならない保険です。自賠責保険は24カ月で加入する事が多いです。
• 自動車重量税
  自動車の重量により金額が異なる税金で、重量が重くなるほど税金が増額されます。車検の際に、車検有効期間分の税金をまとめて支払います。
• 印紙代
  車検の検査手数料です。(国の運輸支局に支払います)　自動車検査票に、自動車検査登録印紙や自動車審査証紙を貼付して納めます。車種や車検を受ける場所によって、金額が少し異なります。

車検場所を検討しよう！メリットと注意点

車検を通す方法には、『ディーラーに依頼する方法』や『民間車検業者に依頼する方法』、また『ユーザー車検を利用して自分で通す方法』があります。それぞれにメリット・注意点があるので、自分にあった最適な車検場所を利用しましょう。

ディーラー車検

ディーラーに車検を依頼する方法です。ディーラー車検は、安心感を重視したい方にお勧めです。専門性と信頼性があり24ヵ月基本点検をはじめとし、基本的な点検だけでなく、予防整備まで行われることがほとんどです。車の状態を良好に保ち、長く乗りたい方向けの方法です。

注意点は、しっかりとした点検や整備を受けられる反面、費用が高くなる傾向があります。整備料金や部品代が、一般的な整備工場より高いこともあるので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

■予防整備とは
現時点では問題がないものの、近いうちに交換が必要となる消耗品を前もって交換して、車の状態をより良くする為の整備の事です。

民間車検業者

民間車検業者とは、ディーラー以外に車検を取り扱っている自動車整備工場やガソリンスタンドなどです。格安車検業者も含まれます。民間車検業者に、車検を依頼する最大のメリットは、車検代行費用を抑えられる事です。ディーラー車検よりも大幅に安くなる事があります。

車検先の選択肢も多く、希望に応じて選べます。注意点は、依頼先によっては、整備の品質が低いこともあることです。

■民間車検でよい業者の見つけ方
ディーラー車検ではなく、民間車検を利用しようと思った際は、良い整備工場や業者を見つける事が大切です。その為には、まずしっかりと比較検討しましょう。ネットで情報を調べ、価格だけではなく、口コミや業者が発信する情報などもチェックすると良いでしょう。
事前に見積もりを依頼するのもおすすめです。その際の対応によって、しっかりとした知識があり、希望通りの整備や修理を行ってくれそうかなどが分かります。整備内容や費用などに関する質問などに、丁寧に答えてくれるようであれば依頼の目安になるでしょう。

■ちょっとした知識・・民間車検場は認証工場と指定工場があります！
認証工場とは、地方運輸局長に認証を受けて、車検の整備を行う工場のことです。車検自体を受けるのは運輸支局です。
指定工場は、車検の整備だけでなく、車検自体を行える指定された民間工場のことです。指定を受けるためには、必要な検査設備を揃え、厳格な基準をクリアする必要があります。国家資格を持つ「自動車検査員」が配置されています。

ユ―ザー車検

ユーザー車検とは、車の使用者自身が陸運局や陸運支局に車を持ち込み、車検を受ける方法です。自分で全ての手続きを行う為、代行費用は一切かかりません。必要な整備も自分で行えば整備費用も節約できるので、安く車検を通したい人におすすめです。

注意点は、平日の日中しか受けられない、また必要な書類を集め陸運支局に検査の予約を行う必要があり、時間と手間がかかることです。専門知識や技術も必要となる為、車検を依頼するより挑戦するハードルが高くなるでしょう。

車検費用を抑える対策

車検費用を抑える為には、具体的な対策を知っておく必要があります。主な2種類を紹介します。

受ける整備を最小限にする

予防整備のように、車検を通すために必須ではない費用が含まれていることがあります。不要な整備を削り、最小限にする事で車検費用を抑えられます。

『車検を通すために、本当に必要な整備か』を考えると良いでしょう。車の安全性を高めるためには役立ちますが、必ずしも車検を通すためには必要ではないこともあります。よく整備士と打ち合わせをして、整備内容は決めるようにしましょう。

ただし、きちんと整備をしないと車検後に故障が発生し、追加費用がかかる場合もあります。安全性に問題が生じたりする可能性もありますので、車検費用の節約の代わりにリスクがある事も覚えておきましょう。

日頃からメンテナンスをしておく

日頃から車のメンテナンスを適切に行っておけば、故障を防いで車の状態を良好に保てます。状態をより良く保つことによって、車検を通すために必要な整備が少なくなり、結果、車検費用を節約することも出来ます。

オイル交換やオイルエレメント、ワイパーのメンテナンス、バッテリー交換などの簡単な整備を日頃からしておくことをお勧めします。メンテナンスを定期的に行っておけば、車検費用の節約になるだけではなく、安全性も向上します。

また1台の車に長く乗りたいと考えている場合は、日ごろからメンテナンスをして車の状態を良好に保つことによって、車の寿命も延ばせます。メンテナンスには、多くのメリットがあるので、日頃から意識して実施することが大切です。

買い替えやリースの検討時期

車検には、高額な費用がかかるため、この機会に車の買い替えを考える人もいるのではないでしょうか。車が古く、自動車重量税の重課の対象になっている際は、車検を通すか買い替えるか費用面から比較するのもいいでしょう。

『車検にかかる費用』、『購入にかかる費用』、『車の売却によって得られる資金』を比較し、検討する事をおすすめします。またリースなどを上手く利用してもいいでしょう。リースは、月額定額で毎月の費用を一定に保てることが大きな魅力です。点検費用や車検費用なども含まれている為、まとまった出費はなく気軽に新車に乗れます。

車検費用が払えない時の対処法

• 車検ローン
  ディーラーや民間車検場では、車検ローンを用意している場合があります。なお、車検ローンを利用する場合は、ローンの審査に合格しなくてはなりません。
• クレジットカード払い
  ディーラーや車検専門店などでは、クレジットカード払いができる場合もあります。すでにクレジットカードを持っていれば、審査もなく分割回数も自由に決める事ができます。
• マイカーローン
  車を購入する際に利用する金融機関のマイカーローンには、車検など車に関する費用に使えるものもあります。なお車検ローンと同様に、利用するためには審査に合格しなくてはなりません。

※当店のアップル車検では、法定費用も全てクレジットカード払いに対応していますので、お気軽にご相談下さい。

まとめ

車検にかかる費用が、高すぎると感じる場合に確認しておきたいポイントを紹介しました。車検には法定費用と車検基本費用があり、安く抑える為には車検基本費用・整備費用を節約する事が大事ということが理解できたでしょうか。

車検費用を抑えた金額で提案してくれる業者を探している方、車検前に車の買い替えを検討されている方は、ぜひ羽中田自動車工業のアップル車検をご利用下さい。

アップル車検では、「安全・安心と信頼」を第一に、多くにお客様にご利用いただいています。最大の強みは、トータルカーライフサポートです。車検・整備・車両販売・鈑金塗装・保険・ロードサービスなど、車の事であれば羽中田自動車工業にお任せください。お客様に安全・安心に車をご利用いただけることが、スタッフ一同の想いです。

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