2023年1月より車検証が電子化されます!国では様々な行政業務のデジタル化を推進していて、車検証も国土交通省より電子化が発表されています。
今回の記事は、車検証の電子化について、現在公開されている情報をもとに紹介していきます。(2022年8月現在)
この記事のポイント
- 電子車検証とは、ICタグ搭載の小型化された車検証
- 2023年1月4日より電子車検証が発行される(軽自動車は2024年1月より)
- 車検証閲覧アプリの利用も開始されて、スマホなどで車検証情報が確認出来るようになる
電子車検証とは?
- ICタグ搭載の小型化された車検証
電子車検証とは、従来の車検証に記載されていた「所有者・車検満了日」などの情報をICタグに記録した車検証です。電子車検証になることで、「ナンバー・車の仕様」など、必要最小限の記載事項のみとなります。
その為、車検証はA6サイズの厚紙にICタグが貼付された形式となり、従来の物に比べて小型化されます。またICタグの情報は、カードリーダーに接続されたパソコンや読み取り機能が備わったスマートフォンで確認が可能となります。
電子車検証の開始時期
- 開始時期:2023年1月4日~
電子車検証の発行は、2023年1月4日から開始されます。2023年1月4日以降に、新規登録や継続検査などの手続きを行うと、新しく電子車検証が発行されます。
車検や記載事項の変更など、車検証の更新手続きがあった時点で、電子車検証に切り替わる為、ユーザー自身で特別な手続きをする必要はありません。
※軽自動車の電子車検証は、2024年1月から交付されます。
電子車検証の仕様
電子車検証は、従来の物に比べて以下の点が変更されます。
1,サイズ
A4サイズ(従来の車検証)→A6サイズ(電子車検証)
2,記載情報
電子車検証に変わると、従来は記載されていた「所有者・車検満了日」などの情報がICタグに登録される為、記載されなくなります。下記の表に、国土交通省の特設サイトの記載事項情報をまとめてあります。
《記載事項》
自動車登録番号/車両番号 | 燃料の種類 |
車台番号 | 総排気量又は定格出力 |
交付年月日 | 自家用・事業用の別 |
使用者の氏名又は名称 | 用途 |
車名・型式 | 乗車店員/最大積載量 |
型式 | 車両重量/車両総重量 |
自動車の種別 | 軸重(前前・前後・後前・後後) |
長さ/幅/高さ | 初度登録年月/初度検査年月 |
車体の形状 | 車両識別符号(車両ID) ※車両ごとに不変の番号として電子化に伴い付与 |
原動機の型式 |
《非表示事項(ICタグのみ)》
自動車検証の有効期間 | 使用者の住所 |
所有者の氏名・住所 | 使用の本拠の位置 |
車検証閲覧アプリについて
- 電子車検証の情報を確認出来るアプリ(2023年1月より利用開始)
車検証閲覧アプリは、電子車検証の変更に伴い利用が開始されるアプリです。パソコンやスマートフォンに、アプリをダウンロードして使用します。
主な機能は、車検証情報の閲覧、車検証情報ファイルの出力・保存、リコール情報の確認が出来るようになります。ユーザーや事業者は、電子車検証に記載されなくなる情報を車検証閲覧アプリで確認するようになります。
またスマートフォンでは、「有効期間プッシュ通知」という機能が使用できます。アプリに車検証を登録すると、有効期間の満了する日の60日前、30日前と1日後の3回のタイミングでアプリに通知が届く機能です。
電子車検証のメリットとは?
車検証の電子化によって、様々なメリットがあります。主な3点を紹介します。
1,車検証と検査標章(車検シール)発行までの時間短縮
従来は指定整備事業者で車検を実施しても、その場で車検証と検査標章(車検シール)の発行が出来ませんでした。新たな車検証と検査標章を受け取る手続きの為に、運輸支局へ出向く必要があったからです。
これが電子車検証になると、整備事業者はICタグの書き換えのみとなり、また検査標章も印刷が出来るようになる為、発行までの時間が短縮されるようになります。車検を実施したユーザーに、後日渡していた車検証と検査標章ですが、当日に交付することが可能になるということです。
2,車検証閲覧アプリで情報確認が可能
車検証を確認する時は、従来は原本が必要でしたが、電子車検証になることで、車検証閲覧アプリで情報確認が可能となります。スマートフォンで、車検証の情報を持ち歩けるということです。またメーカーのリコール情報も、車検証閲覧アプリで確認が可能となります。
3,自動車関係事業者の負担軽減
電子車検証が始まる目的が、自動車ユーザーと自動車関係事業者の利便性向上の為です。従来の車検証は、運輸支局へ出向き手続きが必要だったのが、電子車検証になることで、運輸支局への出頭が不要となりオンラインで更新が可能になります。これにより自動車関係事業者の負担が軽減されるメリットもあります。
まとめ
車検証の電子化により、従来の手続きが必要なくなり、車検証の更新や検査標章の交付など、様々な利便性が向上します。また車検証閲覧アプリの利用も開始されるので、車検証情報がデジタル化されて、スマートフォンやパソコンでの確認が出来るようになります。
電子車検証については、国土交通省より随時情報が更新される予定なので、当店でもユーザーの皆様へ、いち早く情報を提供させて頂きます!
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