中古車を購入後のメンテナンス先はどこがおすすめ？適切な整備や時期とは

「中古車を購入したのは良いが、どこでメンテナンスを受ければ良いか分からない」

中古車を購入後に、このような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか？

中古車は新車と違い、購入店でメンテナンスを受け付けていない、また最初から劣化が進んでいる状態の車も多いです。中古車も適切な整備を受けて、安心して乗りたいものです。

そこで今回の記事では、中古車を購入後のメンテナンス先はどこがおすすめか、また受けたいメンテナンス項目、適切な時期などについて解説していきます。

中古車を購入されたばかりという方は、ぜひ参考にしてみて下さい！

中古車のメンテナンスは必要？

まずもって、そもそも中古車のメンテナンスは、なぜ必要かについてです。

新車、中古車問わず、車はメンテナンスがつきものですが、特に中古車のメンテナンスの必要性について解説していきます。

中古車の状態は車によって違う

中古車は購入時点で、それぞれの車によって大きく状態が異なります。登録済み未使用車や試乗車あがりの新古車のように、状態が新車に近い車は別にして、ほとんどの中古車では前のオーナーさんの乗り方や使用頻度によって車の状態は変わってきます。

また最近では、中古車も全国展開の販売店やネットオークションなどで、全国各地から集められた車が多く流通しているので、どこの地域で乗られていた車かによっても状態が異なります。

このように中古車は、車によって状態が異なるので、それぞれの車に合ったメンテナンスが必要となり、適切な整備を受けないと故障などのトラブルに繋がりやすいです。

購入店でのメンテナンスが不足している場合も

中古車は、ディーラーで販売しているような整備保証までついたメンテナンスがきっちりされている商品もあれば、個人の中古車販売店やネットオークションのように価格は手頃だがメンテナンスが不足している商品も中にはあります。

メンテナンスが不足している中古車は、納車後にすぐに故障や修理が必要となり、高額な出費に繋がるケースも少なくありません。中古車は、購入店でのメンテナンス履歴や保証内容をしっかりと把握したうえで、早めに適切な整備を受けておくことでトラブル防止に繋がります。

また中古車は商談時のに見積もりの中に、「法定整備付き」や「納車整備付き」などの記載がある場合が多いです。事前にどのような整備をするかの確認を購入店にしておくことで、購入する中古車の状態や今後必要なメンテナンスを把握することも出来ます。

中古車のメンテナンスが受けられるお店

実際に中古車のメンテナンスを受ける際には、受けられるお店や特徴を知っておくことで、自分自身に合ったメンテナンス先を選択できます。

ここでは中古車のメンテナンスが受けられるお店について紹介していきます。

ディーラー

メーカーの正規販売代理店のディーラーでは、店舗に併設している整備工場で中古車のメンテナンスも受けられます。

ディーラーで販売した中古車はもちろんのこと、扱っているメーカーの車を中心にメンテナンスを行っています。

ディーラーは、特定メーカーの知識が豊富で技術力も高い為、高品質な整備が受けられるのが特徴です。その分、整備費用に関しては、他のお店と比べても割高とはなっています。

民間の整備工場

販売店に併設されている整備工場や個人経営のお店の整備工場で、中古車のメンテナンスが受けられます。

このような民間の整備工場では、特定のメーカーを専門に扱うというよりは、国産車であればオールメーカーの車のメンテナンスを引き受けてくれる店舗が多いです。

整備費用もディーラーと比べて割安に済む場合が多いので、手頃にメンテナンスを受けられます。

民間の整備工場には、「指定工場」と「認証工場」の２種類があり、車検の検査が工場内で出来るかどうかの違いがあります。なるべく指定工場でメンテナンスを受けることで、車検を受ける時にもスムーズに出来るのでおすすめです。

カー用品店

全国チェーンのカー用品店では、店舗に整備工場を併設しているお店が多いので、そこで中古車のメンテナンスを受けることも出来ます。

カー用品店では、そこで販売しているパーツを選んで、取り付けをすることも出来るので、自分でパーツを選んで整備をしたいという方にはおすすめです。

オイルやタイヤなども、豊富な種類の中から選択が可能で、オリジナルブランドで割安な商品もあるのでお得です。ただし整備の知識や技術力に関しては、店舗により品質に差があります。

ガソリンスタンド

普段からよく行くガソリンスタンドで、中古車のメンテナンスを受けるということも出来ます。

ガソリンスタンドで整備工場を併設している店舗も増えてきたため、店舗によってはオイル交換やタイヤ交換のような比較的簡単な整備だけでなく、車検も受け付けているところも多いです。

ガソリンスタンドは上記のお店の中でも、普段から一番よく行く可能性がある店舗で、給油ついでにメンテナンスを受けることも可能で便利です。

ただしガソリンスタンドも店舗によって整備の品質に差があり、価格も低価格でない場合もあるので、事前に確認を取るようにしましょう。

車検専門店

車検専門店では、車検以外の車のメンテナンス全般を受け付けている店舗がほとんどです。

車検専門店は、車検もリーズナブルで出来るだけでなく、アフターメンテナンスも充実していて、低価格で出来るものが多いです。

民間の整備工場と同様に、国産車であればオールメーカー対応していて、メカニックの整備技術や知識量も豊富な方が多いので、安心して中古車のメンテナンスも受けられます。

車検専門店では、車検以外の整備を受け付けていること自体をあまり知られてないので、この機会に覚えておくことで選択肢の幅が広がります。

中古車のおすすめのメンテナンス先

中古車のメンテナンス先はお店の特徴や違いを把握したうえで、自分に合った店舗を選ぶことが大切です。

ここではその中でもトータルで見て、おすすめの中古車のメンテナンス先について紹介していきます。

車検専門店が最もおすすめ

中古車のメンテナンス先で最もおすすめなのは、車検専門店です。中古車は先述した通り、車によって状態が違う為、それぞれの車に合った整備が必要となります。

したがってオールメーカー取り扱っている店舗やメカニックの技術力が高いという条件は、必須となってきます。

また中古車もいずれは車検を迎える為、オイル交換などのメンテナンスだけでなく、車検まで一貫して見てもらえるお店がおすすめです。そこで最も当てはまるのが、車検専門店です。

車検専門店では、上記の部分だけでなく整備の費用もリーズナブルで済ませる事が出来るので、中古車購入後のメンテナンス費用で悩まれるという方にもおすすめです。

トータルカーサービスが充実している

もう一つ中古車のメンテナンス先を選ぶ際に、重視したいのが「トータルカーサービス」が充実しているお店かという点です。

車は維持していくうえで、車検や点検などの整備、鈑金塗装の修理、保険、レッカーなど様々なサービスが必要となります。その車に関する全てのサービスが、ワンストップで提供出来る事を「トータルカーサービス」と呼びます。

中古車のメンテナンスにおいても、トータルカーサービスを提供しているお店や業者に依頼することで、車に関することであれば何でも相談に乗ってもらえるのでとても便利です。

中古車のメンテナンス先を選ぶ際には、ぜひトータルカーサービスを提供している業者を選びましょう！

中古車のメンテナンス項目

では実際に中古車のメンテナンスは、どの項目を中心にしていけば良いかを解説していきます。

オイル交換は半年に１回は必ず

まず中古車のメンテナンスで一番したいのが、エンジンオイル交換です。エンジンオイルは、エンジン内部の金属部品の摩耗を防ぎ、また冷却する効果があり、エンジンを長持ちさせる役割を果たしています。

エンジンオイルは車を使用していくうちに劣化をしていくので、走行距離だと3,000km～5,000kmに１回、期間だと半年に１回が交換の目安となっています。

走行距離は、人それぞれ車の使用頻度で変わってくるので、中にはあまり車を乗られないという方もいます。

車をあまり使用しないという方も、エンジンオイルは酸化して劣化するので、半年に１回は必ず交換をするようにしましょう！

エンジンオイル交換を定期的にすることは、中古車を長持ちさせることに繋がります。

年に１回は法定点検をしておきたい

車の点検で「法定点検」があります。法定点検は乗用車だと、「１２ヶ月点検」と「２４ヶ月点検」の２種類があり、２４ヶ月点検は車検時に必ず行っている点検です。

法定点検は、国土交通省が自動車点検基準で定めている点検で、道路運送車両法という法律でドライバーに義務付けられている点検です。

したがって本来であれば、法定点検は必ず受けておきたい点検ですが、１２ヶ月点検に関してはドライバーの任意となっているのが現状です。

中古車は先述した通り、すでに劣化が進んでいる車で、前のオーナーさんの乗り方で傷んでいる部品も変わってくるので、法定点検を１年に１回は必ず受けて、故障やトラブルを未然に防ぎたいです。

中古車を乗られている方は、年に１回は法定点検を検討してみてはいかがでしょうか？

チェックしたいメンテナンス部品

中古車のメンテナンスで、チェックしておきたい部品を一覧表にまとめてみました。それぞれのパーツの交換時期は把握しておくようにしましょう。

以上となります。上記のパーツ以外にも、「ブーツ類」や「灯火系」など状態によって交換が必要なパーツもあるので、おおまかな目安として参考にしてみて下さい。

また走行距離が１０万kmまたは使用年数が１０年を超えてくると、「タイミングベルト」や「ウォーターポンプ」と言った交換部品も出てくるので、走行距離や年数が経過している中古車は、プロの整備士に相談をしてみるようにしましょう。

中古車のメンテナンス時期とは？

中古車のメンテナンスを受けるタイミングは、ドライバーそれぞれ違います。ただし大体の目安にしたい時期があるので、解説していきます。

半年に１回を目安に

中古車のメンテナンス時期で参考にしたいのが、半年に１回のタイミングです。

半年に１回というタイミングは、ちょうどエンジンオイル交換の時期と重なるので、エンジンオイル交換をして、なおかつ点検で消耗部品や故障箇所がないかの確認を事前にしておくことで、安心して車に乗ることが出来ます。

またそれ以外にも、タイヤの空気圧調整や洗車など自分で出来るメンテナンスを細目にしておきたいです。

このようなセルフ点検を出来る範囲ですることで、車の異変に気付きやすくなり、早急にトラブルに対処することが可能になります。

整備記録簿をチェック

車のメンテナンス履歴を確認するのに、「整備記録簿」と呼ばれる書類があります。この整備記録簿は、車の法定点検の際に、整備工場で点検した記録が記載されている書類です。

整備記録簿をチェックすることで、どのような整備や部品交換をしたかが分かります。整備記録簿を確認して、前回はいつ法定点検をしているか、また消耗部品がどのタイミングで交換されているかを把握することで、今後のメンテナンス時期が分かります。

ただし中古車の場合は、前のオーナーさんが整備記録簿を紛失している可能性や法定点検を受けていないというケースもあるので、整備記録簿のチェックは事前にしておくことがおすすめです。

通常は車検証ケースに保管してある書類なので、自分の車で確認をしてみるようにしましょう。

中古車のメンテナンスをしないと？

中古車を購入されても、「メンテナンスを受けるのが面倒くさい」という方も多いでしょう。仮に中古車のメンテナンスをしないと、どのようなデメリットがあるのかを解説していきます。

すぐに故障して修理費用が必要となるかも

中古車は適切なタイミングで整備を受けておかないと、購入してから時間が経たずに故障してしまう可能性があります。

修理費用が安価なものであればまだ良いですが、修理箇所によっては、費用が高額となる場合もあります。せっかく購入したのは良いが、すぐに余計な出費が発生するということがないようにしたいものです。

中古車のメンテナンスは、安心して任せられる整備工場で、定期的に受けておくようにしましょう。

新車を購入するよりも出費が？

中古車は、購入時点で新車と比べて状態が劣化しているので、定期的にメンテナンスを受けておかないと維持費が高くつくものです。

購入する時は、新車に比べて安く購入していても、修理で出費が多い、また車が長持ちしなくてすぐに乗り換えとなると、新車を購入したほうが、長い目で見ると経済的というケースもあります。

中古車も定期的にメンテナンスを受けて、なるべく余計な出費は抑えていきたいです。

まとめ

中古車のメンテナンスは、愛車を長持ちさせて、経済的なカーライフを送る為には必要不可欠なものです。また中古車のメンテナンス先を選ぶ際は、自分に合った整備工場を選ぶことも大切です。

当店のアップル車検では、国家資格を持った整備士がユーザーに合ったメンテナンスを提供しています。他店で購入された中古車のメンテナンスも大歓迎です。

中古車のメンテナンス先を探されている方は、スタッフまでお気軽にお問い合わせ下さい。

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