夏の暑い日に「エアコンをつけても車内が涼しくならない!」なんていう経験はありませんか?実はこのような症状には、カーエアコンの正しい操作が出来ていなかったり、エアコン自体の故障などの可能性があります。
今回の記事では、「夏場に車のエアコンを使用しても暑いままで困っている」という方の為に、原因や対処方法を踏まえながら、それぞれについて解説していきます。
この記事のポイント
- 車内が涼しくならない時は、エアコンの操作が間違っているか、エアコンガスが漏れている可能性がある
- カーエアコンは「A/Cスイッチ」と「内気循環」を正しく使用することで冷房が効いてくる
- エアコンガスの漏れが疑われる際には、まずはエアコンガスの補充を試してみる
車のエアコンを使用しても暑い時の原因は?
車のエアコン(冷房)を使用しているのになかなか車内が涼しくならない時は、2つの原因が考えられます。それぞれ解説していきます。
カーエアコンの正しい操作方法が出来ていない
カーエアコンを利用しても涼しくならない時には、エアコンや空調機能の操作が間違っている可能性が考えられます。
カーエアコンは「A/Cスイッチ」がONになっていないと冷房機能は作動しなかったり、空調機能が「外気導入」になっていると暑い空気が入るままとなってしまうので、真夏だとなかなか涼しくなりません。
エアコンを使用しても車内が暑いままの時は、まずは「A/Cスイッチ」と「外気導入」を確認してみるようにしましょう。
エアコンガスが漏れている可能性も
エアコンの正しい操作方法が出来ているのに、車内が涼しくならない場合は、エアコンガスが漏れている可能性があります。
エアコンガスが漏れていると、いくらエアコンを作動しても空気を冷やすことが出来ない為、暖かい空気しか出てこないです。
エアコンガスの漏れの確認は、整備工場で出来るので一度プロのメカニックに確認をしてもらうようにしましょう。
夏場は必見!カーエアコンの正しい操作方法
ダイハツ タント(型式:LA650S)のコントロールパネル
ここではカーエアコンの正しい操作方法について解説していきます。夏場のドライブの際に、ご自身の車でぜひ確認をしてみてください。
オートエアコンとマニュアルエアコンについて
ダイハツ ミライース(型式:LA350S)のコントロールパネル
最近の自動車で主流となっているのが「オートエアコン」です。オート機能がついてるエアコンでは、「AUTO」のボダンを押すだけで、自動的に吹き出し口や風量、空調機能の調整を行ってくれます。
オート機能を使用する際には、「A/Cスイッチ」がONになっているかと空調機能が「内気循環」になっているかを確認しましょう。この2種類の機能が正しく使えていないと、車内は涼しくなりません。
また車種によっては「マニュアルエアコン」の車両もあります。マニュアル機能のエアコンだと、ダイヤル式で吹き出し口や風量、空調機能の調整を手動で行います。
こちらも冷房を使用する際には、「A/Cスイッチ」をONにして、空調機能は「内気循環」にするようにしましょう。またなかなか涼しくならない時には風量も強めに設定をするようにします。
ただし冷房使用時の適正温度は約24℃に設定するのが良いと言われているので、あまり温度設定を低くしすぎないように注意もしましょう。
A/Cスイッチについて
車の「A/Cスイッチ」がONになっていないと、冷房機能は作動しません。オートエアコンの場合は「AUTO」ボタンを押すだけで冷房機能が作動する車もありますが、それ以外の車両ではA/CスイッチがONになることで冷房機能が作動します。
A/Cスイッチには涼しい風を出すだけでなく、除湿の効果もあります。冬に暖房を使用して、フロントガラスが曇ってしまう時なども、A/Cスイッチを押して除湿をすることで窓の曇りも取れます。
内気循環と外気導入の使い方
車のエアコンで冷房機能が最大限の効果を発揮する為には、「内気循環」を使用します。冷房でせっかく涼しい風を車内に送っても、内気循環にしておかないと車内に涼しい空気が循環しません。
ただし車内は定期的に換気を行わないと、二酸化炭素濃度が高くなる可能性もあるので、1時間に1回くらいは外気導入も使用して、車内の換気を行うことも大切です。
また真夏となると、エンジンを始動させる前の車内の温度は外の気温よりも高くなることがあります。
このような時には内気循環だけを使用しても逆効果となってしまうので、最初は外気導入や窓を開けるなどして外の空気を入れてから、内気循環にするようにすると効率的に車内を冷やすことが出来ます。
アイドリングストップ車の場合
タント(型式:LA650S)のアイドリングストップOFFボタン
近年はアイドリングストップ機能が付いた車が増えてきています。アイドリングストップ機能は、信号待ちなどの停車時にアイドリング状態を一時的にオフにする機能です(エンジンが停止したような状態となる)。
この機能が作動している最中は、冷房も一時的にオフとなり送風状態となるので、車内が冷えにくい可能性があります。
対策としては、アイドリングストップ機能には通常「OFFボタン」が付いているので、真夏のドライブではアイドリングストップ機能自体をオフ状態にすることも検討しましょう。
エアコンガスが漏れている際には
カーエアコンの正しい操作方法が出来ていても、車内が涼しくならない時にはエアコンガスが漏れている可能性があります。
ここではエアコンガスが漏れている際の対処方法について解説していきます。
整備工場でエアコンガスを補充してもらう
エアコンガスの漏れが疑われる際には、まずは近くの整備工場で点検をしてもらうようにしましょう。そこでエアコンガスの量をチェックして少ない時には、エアコンガスの補充を行います。
エアコンガス自体は基本的には漏れないはずですが、車の振動やパーツの故障などで漏れてしまうケースもあり、漏れ箇所の特定には大がかりな整備が必要となることもあります。
まずはエアコンガスの補充を行って様子を見てみるのがおすすめです。エアコンガスの補充の費用は、車種によって変わりますが、おおよそ5,000円ほどで出来ます。
エアコンガスの補充をして、またしばらく様子を見てから、再度点検をしてみるようにしましょう。
エアコンガスが漏れている箇所を修理する
エアコンガスを補充してもすぐにガスが抜けてしまうという時には、漏れている箇所を修理することも検討をする必要があります。
この場合はガスが漏れている箇所を発見するのにも大がかりな整備が必要となり、また修理の費用も発生してくる為、おおよそ数万円の予算が必要となってきます。
コンプレッサーなどエアコン関連の修理は高額となるケースがほとんどなので、車の年式や使い方などを踏まえながら、修理を行うかはよく検討をするようにしましょう。
まとめ
エアコンを使用しても車内が暑い時には、「A/Cスイッチ」と「内気循環」がONになっているかを確認します。またエアコンガスの漏れが疑われる際には、エアコンガスの補充を検討しましょう。
カーエアコンは使いすぎてしまっても、燃料を消費して燃費が悪くなってしまうので、正しい情報を得て、適切な使い方を心がけることが大切です。
当店のアップル車検ではエアコンガスの補充や修理も承っています。もしカーエアコンの調子が良くないという時は、お気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい!快適なカーライフをサポートさせて頂きます!!
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