2021年現在、日本では約8200万台の自動車を保有していると言われております。自動車は多くの人に利用されるものである一方、走行中に事故を引き起こす危険性があります。
また、自動車の放置や自動車による犯罪等も社会に大きな影響を及ぼすと言われております。このような大きい自動車社会を形成する中で、必要不可欠なものが『車検』です。今回はそんな車検について解説します。
この記事のポイント
- 車検では、自動車が保安基準に適合し、安全に走行できる状態かどうかを検査している
- 車検は、点検整備+完成検査という流れ
- 車検の費用は、法定費用+基本料金(整備代金)からなる
車検とは?
車検の正式名称は『自動車検査登録制度』と言います。日本国内で自動車を所有し、公道を走行する為には、必ず受けなければいけないのが車検です。車検では、自動車が保安基準に適合し、安全に走行できる状態かどうかを検査しています。
また自動車を検査し登録することにより、自動車の安心・安全が確保されるとともに、個人の自動車の識別が可能となり、所有及び使用の実態が制度的に把握されています。
※ちなみに普通乗用車・軽自動車は、新車の初回車検は購入から3年目、その後は2年毎に受ける事になります。
車検の流れについて
基本的な車検のおおまかな流れは、
点検整備 + 完成検査
の2工程となっております。通常は『完成検査』を各都道府県の陸運支局において実施する為、数日間お車をお預かりして車検を実施するのが一般的です。
アップル車検では国から認可を受けている指定工場の為、点検整備+完成検査の2工程が全てアップル車検の工場の中で出来るようになっております。この為、短時間での車検整備が可能となります。
またアップル車検では、『点検整備』を自動車整備士が3人体制で作業を実施し、『完成検査』を専属の自動車検査員が実施しています。これにより最短55分のスピード車検もご案内が可能となります。
車検に必要な物とは?
車検に必要な物ですが、お車に加えて以下5点の持ち物を準備します。不足していると車検当日に手続きがスムーズに進まなくなる可能性が出てきますので、漏れがないようにご準備をお願いします。
①自動車検査証(車検証)
②自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険)
③自動車税納税証明書
④現金又はクレジットカード
⑤任意保険証
自動車検査証(車検証)
自動車検査証は、お車を購入した際に受け取る車検証ケースに入っているのが一般的です。以降は車検を実施するごとに新しく発行されます。国土交通省のホームページでは、次のように解説されています。
自動車を使用するためには、次のとおり、道路運送車両法で定められた自動車の種類に応じた「検査」「登録」または「届出」 などの手続が必要です。
それぞれの管轄機関で所定の手続をして下さい。
1.自動車がはじめて登録されると、運輸支局又は検査登録事務所から自動車検査証が交付されます。
2.自動車検査証は、常に、自動車に備え付けておくことが義務づけられています。
3.自動車検査証は、土地や建物の「権利証」に相当するものであり、名義の 変更、住所の変更、 有効期間の更新或いは廃車など、以後の検査・登録手続を申請するときに必ず提出しなければなりませんので大切に取り扱って下さい。
4.自動車検査証には、所有者、使用者のほか規則で定められた事項が記載されています。
出典:国土交通省ホームページ
自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険)
自動車損害賠償責任保険証明書は、お車を登録するとともに加入する保険書類です。その後は車検毎に新しく発行をしていきます。国土交通省のホームページでは、次のように解説されています。
自賠責保険(共済)は、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としており、原動機付自転車(原付)を含むすべての自動車に加入が義務付けられています。
なお、無保険車による事故、ひき逃げ事故の被害者に対しては、政府保障事業によって、救済が図られています。
出典:国土交通省ホームページ
※自賠責保険では万が一、事故を起こしてしまった場合に被害者に対して、死亡者1名につき3000万円・傷害者1名につき120万円を保障します。
自動車税納税証明書
自動車税納税証明書は、毎年4月1日時点において自動車の所有者または使用者で、納税義務がある方へ毎年通知がいく自動車税の納税証明書になります。軽自動車は各市町村が管轄をしている為、必ずお客様ご自身でのご用意が必要となります。
普通乗用車は県が管轄をしている為、もしお客様でご用意が出来なければ、アップル車検にて直接、県税事務所へ確認を取ることも出来ます。(※原則はお客様へお持ち頂いています
)最近ではスマートフォン決済の普及により、ペイペイやクレジットカードにて自動車税をお支払いするお客様も増えてきております。ただしお支払い画面ではご対応が出来ない為、この場合も必要となってきますのでご注意ください。
現金又はクレジットカード
アップル車検では、法定費用+基本料金(整備代金)を合わせた車検代金の全額を、お車お返し時に現金又はクレジットカードにてご精算をお願いしております。
尚、アップル車検では、全額クレジットカードでのお支払いが可能となっております。クレジットカードをお持ちのお客様であれば、当日追加になった整備代金も現金で急遽ご用意する必要もありません。
※アップル車検では、ローンでのお支払いもご案内が可能です。ローンをご利用の際には、事前にお見積もりや審査が必要となってきます。詳しくはスタッフまでお気軽にご相談下さい。
任意保険証
車検を利用する際に共通するお持ち物は以上となりますが、アップル車検では必要に応じて任意保険証もご用意して頂いております。任意保険は先ほどの自賠責保険でカバー出来ない損害を保障するために加入をする自動車保険です。
アップル車検では代車ご利用時に、任意保険の『他車運転特約』の有無を確認させて頂いております。『他車運転特約』は自動車保険の被保険者(契約者)が第三者の車を運転して交通事故を起こしてしまった場合に、自身の車の保険契約条件に応じて保障をすることが出来る保険です。
アップル車検では万が一代車でお客様が交通事故にあってしまった際には、お客様の自動車保険にてご対応させて頂いております。また『他車運転特約』以外にもお客様が自動車保険の事で何か気になることがあれば、車検でお待ちの間にご相談なども受け付けております。
車検の費用について
車検と言うと、お客様が一番気にされるのが費用だと思います。車検代金は大きく分けて
法定費用+基本料金(整備代金)
の2つを合わせた金額となっております。まず車検でかかる費用が法定費用です。
【法定費用内訳】 | 【軽自動車の場合】 |
自賠責保検料 | 17,540円 |
重量税 | 6,600円 |
印紙代 | 1,800円 |
車検基本料金 | お店によって異なる |
【法定費用内訳】 | 【普通乗用車の場合】 |
自賠責保検料 | 17,650円 |
重量税 | 小型車16,400円 中型車24,600円 大型車32,800円 |
印紙代 | 1,800円 |
車検基本料金 | お店によって異なる |
を併せた金額となります。もしも修理や交換が必要な箇所が見つかった場合は、ここに別途費用が加算されます。
業者によって車検基本料金の違い
法定費用は国に納める諸費用・税金なので、どこで受けても変わりませんが、車検基本料金は車検を行う業者によって異なります。
アップル車検の場合ですと2つの車検メニューがあります。
【スピードコース】 | 【車検基本料金】 |
軽自動車・普通乗用車 | 1,7600円(税込) |
【ベストコース】 | 【車検基本料金】 |
軽自動車 | 29,700円(税込) |
普通乗用車 小型車(1.0t以下) | 29,700円(税込) |
普通乗用車 中型車(1.5t以下) | 30,800円(税込) |
普通乗用車 大型車(2.0t以下) | 33,000円(税込) |
お店を比較される際には、ここの料金やサービスがポイントとなります。
車検費用を安くする為には?
先程お話したように法定費用はどこで受けても変わりません。より安くする為には車検基本料金が安いお店を探す事になります。時間はかかりますが、複数のお店で車検見積もりを取って比較する方法もあります。
アップル車検では、無料見積もりを実施していますので、お気軽にご相談下さい。車検は基本料金以外にも追加になる整備やおすすめの整備が発生する場合がございます。
基本料金が安くても、追加整備が高くなってしまうケースもあるので、ここはチェックが必要です。アップル車検では、お客様とのヒアリングで、お客様に合ったご提案をさせて頂きますのでご安心ください。
車検と法定点検の違い
車のフロントガラスの左上部に、このような丸いステッカーを目にしたことはないでしょうか?こちらの丸いステッカーは、法定点検の時期を表しています。
まれにこのステッカーの日付を見て、車検の時期を間違ってしまうというユーザーの方もいますが、実は車検と法定点検には明確な違いがあります。車検と法定点検の違いは、法令で決められた機器を使用した完成検査の有無です。
車検は「点検+完成検査」ですが、法定点検は「点検」のみとなります。また車検は受けないと公道を走行できなくなってしまうなど罰則がありますが、法定点検は法律で義務付けられている点検とはなりますが罰則がありません。
まとめ
いかがでしょうか?車検は車を安心・安全に乗る為には必要不可欠なものです。車検で余計な出費にならないように、定期的なメンテナンスも大事になります。
アップル車検では、車検までのオイル交換や点検などの定期メンテナンスもサポートさせて頂きます。何かお車でお困りのことがあればアップル車検までご相談下さい。弊社スタッフが全力でサポートさせて頂きます!
======================
アップル車検は山梨県甲府市・中央市を中心に年間車検台数6,000台を行う 安心・安全な自動車整備工場です!
アップル車検 田富店
〒409-3845 山梨県中央市山之神流通団地3-2-2
TEL:0120-502-419
アップル車検 美術館通り店
〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-1-6
TEL:0120-134-190
コールセンター
TEL:055-273-5517