スパークプラグとは?
スパークプラグはエンジン内でガソリンを燃焼させるために着火の役割をする部品で、点火プラグとも呼ばれます。
車のエンジンは、ガソリンと空気を混ぜた混合物が爆発することでエンジンを動かしますが、混合物単体では発火することはできません。そこで、スパークプラグが火花を飛ばして発火させてエンジンを動かします。
スパークプラグは非常にシンプルな構造をしており、見た目は小さなネジに似ていますが、その重要な役割からエンジンの心臓とも言われています。
スパークプラグが劣化すると?
スパークプラグは、エンジン内で1分間に数千回というペースで点火を繰り返しているため、非常に大きな負荷がかかっています。
スパークプラグが劣化すると火花の飛びが悪くなり安定して着火できなくなります。そのためエンジンのかかりが悪くなったり、アイドリングが不安定になることもあります。また、エンジン馬力の低下(加速が悪くなる)・燃費の悪化など様々な支障が出てくるため、新しいプラグに交換する必要があります。
運転環境によってプラグの消耗スピードは変わります。プラグが消耗していないか、定期的な点検で状態確認を行いましょう。
プラグかぶりとは?
「プラグかぶり」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?聞いたことはあっても、どんな症状なのかわからない方も多いでしょう。
プラグかぶりとはプラグにガソリンがかかって濡れてしまい、プラグが火花を散らしにくくなってしまうために起こる現象です。
スパークプラグはガソリンと空気の混合物に火花を飛ばして発火させ作動しますが、燃料が燃焼しきれないと、ガソリンが液体のままプラグの発火部分を濡らしてしまうことがあります。濡れてしまったプラグは火花を散らしにくくなり、エンジンがかからなくなるのです。
プラグかぶりはどんな時に起こる?
プラグかぶりが主に起こるのは、エンジンを始動した直後に、エンジンを切ってしまった時です。
エンジン始動時は特に強い力が必要なので、濃度の濃い燃料が噴射されます。窓の閉め忘れなどで一時的にエンジンを始動させたり、車を少しだけ移動させただけでエンジンを切るなど、エンジンが温まっていないうちにエンジンを切った時はプラグかぶりが起こりやすくなります。
特に冬は低気温のためガソリンが気化しにくく、プラグかぶりを起こしやすいので注意が必要です。
プラグかぶりの際の対処法
車で出かけようとしてエンジンがかからないと、焦ってしまうと思います。しかし、“エンジンをかけようとしても、セルモーターは回るがエンジンはかからない”このような症状の場合は、プラグかぶりの可能性があります。そんな時は落ち着いて、下記の方法を試してみましょう。
- アクセルを踏み込みながら、エンジンをかける(1回でエンジンがかかるとは限らないので、何度か繰り返す必要があります)
- エンジンがかかったら、エンジンが温まるまで放置する
これだけです。アクセルを踏んで空気を送り込むことで、発火しやすい環境になります。
まとめ
スパークプラグは、車の走行に欠かすことのできない重要な部品です。スパークプラグが劣化すると、燃費・始動性・加速性が大きく低下してしまいます。無駄な費用を抑えるためにも、定期的な点検や部品交換を行うことが大切です。
セルモーターは回るがエンジンがかからないという場合は、プラグかぶりの可能性があります。エンジンがかからないと焦ってしまいがちですが、落ち着いて対処しましょう。
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