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エンジン警告灯とは
エンジン警告灯は、多くの車種でスピードメーターパネルの内部にあり、エンジンの形の黄色(オレンジ色)のマークです。「エンジンマークのランプ」や「エンジンチェックランプ」とも呼ばれます。エンジンの制御システムに何らかの不具合を感知したときに点灯し、異常を知らせる仕組みになっています。
エンジン警告灯の色の種類と意味
車にはエンジン警告灯以外にもさまざまな警告灯があり、危険度や緊急性に応じて赤・黄(オレンジ色)・緑の3種類いずれかで点灯します。
この色分けは、国際規格(ISO)により、世界共通で定められています。
赤色:直ちに安全な場所に停車する必要があり、走行は危険な状態
黄色(オレンジ色):なるべく早めの点検が必要な状態
緑色:問題はなく、正常な状態
赤色・黄色(オレンジ色)の警告灯が点灯している場合は、早急に点検を受ける必要があります。
このうち、エンジン警告灯は黄色(オレンジ色)の警告灯となります。
エンジン警告灯が点灯する主な原因
エンジン警告灯は、通常エンジンをかけるとメーターパネル内のすべての警告灯が一度点灯して、数秒後に消灯します。このときに各警告灯のランプ切れやシステム異常がないかを確認する仕組みになっています。
そのためエンジンスイッチを入れた後の点灯については心配はいりません。
しかし、何らかの不具合を感知すると警告灯が点灯したままとなり、点検を促す状態となります。
エンジン警告灯が点灯する原因は様々ですが、原因のひとつとしてセンサーの異常が考えられます。車の部品は様々なセンサーからの信号をもとに制御をおこなっています。
主なセンサーと、点灯の原因となる異常時の症状について確認しておきましょう。
O2センサー
エンジン警告灯が点灯する原因として最も多いといわれているのがO2センサー関連のトラブルです。
排気ガス中の酸素濃度を測定するセンサーで、燃焼状態が正常かを監視しています。
この不具合が発生すると、アイドリング時のエンジンの回転が不安定になる、エンストしてしまう、加減速のコントロールがしにくいなどの支障が出てしまう場合があります。
また、燃料を余分に消費するようになるため、燃費も悪くなります。
エアフローセンサー
エンジンが吸入する空気量を測定するセンサーです。
この異常が発生すると、燃料の噴射量が不適正となり、パワーが不足してしまいます。
エアクリーナーやエレメントが汚れていても、エンジンに送る空気量が減ってしまう為、適切な燃焼ができずに警告灯が点灯することもあります。
イグニッションセンサー
エンジンの点火状況を制御するセンサーです。
エンジン点火に異常が起こると、出力が低下してエンジン不調となり、エンジン停止の恐れもあります。
バッテリーセンサー
バッテリー動作をチェックするセンサーです。
バッテリーが上がってしまったときや、バッテリー交換時にバッテリー端子の接続トラブルが生じていると点灯します。バッテリー交換が必要なタイミングを知らせるために点灯する場合もあります。その場合は、バッテリー交換が必要になります。
アクセルポジションセンサー
アクセルの踏み込みと加速を計測するセンサーです。
ここに異常があると、アクセルを踏んでもエンジンの回転数が上がらなくなり、トランスミッションの変速が不調になるなどの症状がおこります。
エンジン警告灯が点灯したときの対処法
走行中にエンジン警告灯が点灯したときは、まず速やかに安全な場所に車を停めて、エンジンの状態や異音・異臭などがないかの確認を行います。
警告灯が点灯しているからといって路肩などに停車せず、必ず駐車場やパーキングエリアなどの安全な場所に移動することが大切です。
そして、できるだけ早めに整備工場などに連絡し、点検してもらうようにしましょう。口頭だけで具体的にどこが悪いのかは判断ができないことがほとんどです。車に診断機を繋がないと具体的な原因はわかりません。
黄色(オレンジ色)のエンジン警告灯は、赤色の警告灯ほどの緊急性はないものの、故障が発生している可能性があるため、走行を続けることはやめましょう。レッカー搬入が安全かつ確実です。
また、車検の規定基準が厳格化され、エンジン警告灯だけではなくブレーキ警告灯・ABS警告灯・エアバック警告灯が点灯または点滅している状態では、車検が通らないため注意が必要です。
点灯したエンジン警告灯が消えてしまった場合の対処法
エンジン警告灯が点灯したときは、速やかに安全な場所に車を停めて点検し、ディーラーや整備工場などに連絡しましょう。
走行中に点灯したエンジン警告灯が、一度エンジンを切って再度かけ直したら、エンジン警告灯が消えてしまったということもあります。この場合は緊急性は低いですが、一度でもエンジン警告灯が点灯したのであれば、何かしら原因がある可能性が高いです。念のため、業者で点検を受けた方が安心です。
また、エンジン警告灯がついたり消えたりと点滅をする場合もあります。配線トラブルや内部パーツの故障が考えられるのでこの場合も速やかに整備工場で原因を診断してもらいましょう。
エンジン警告灯が点灯したのにもかかわらず、点検をせずにそのまま放置したり、使用を続けることは危険です。
事故の原因になり得ることもあり危険であることに加え、異常を放置したことによって故障箇所のダメージが大きくなり、修理費用も高額になってしまう可能性もあります。必ず点検や整備を受けるようにしましょう。
エンジン警告灯の点灯で慌てないために
エンジン警告灯の点灯は、エンジンに故障や異常が起こっている可能性があります。
異常を放置してしまうと、故障や事故につながってしまうことにもなりかねません。エンジン警告灯が一度でも点灯したら、念のため整備工場などで必ず点検を受けましょう。その時点で事故や故障につながる不具合がないとわかれば、安心して車に乗れるようになります。
また、突然の警告灯点灯のリスクを軽減するためにも、定期的にメンテナンスを受けておくことも大切です。
当社アップル車検では定期的な点検やメンテナンスも承っています。
お車を安心・安全な状態に整え、快適なカーライフのためのサポートさせていただきます。また、突然のトラブルの際のご相談もお気軽にご連絡ください。
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