皆さん 愛車の洗車はどのくらいの頻度で、どのようにしていますか?
大切な愛車のために、「洗車」は欠かせないものでしょう。
手洗いによる洗車は隅々までキレイにすることができますが、面倒な点も多いので、ガソリンスタンドや洗車場などにある洗車機を利用する方も多いと思います。
ただ、洗車機は手洗いよりもキズがつきやすいと言われることもあります。
今回は、手洗い洗車と洗車機での洗車を比べてみたいと思います。
この記事のポイント
- 状況に合わせて手洗い洗車と機械洗車を使い分けることが大切
- 機械洗車はスピーディーに終わらせたい時・手洗い洗車は細かいところまで綺麗にしたいときにおすすめ
- 洗車は車の状態に合わせて頻度を変えましょう
洗車の必要性は・・。
車は常に、砂やホコリ、紫外線などにさらされています。
周囲の環境から影響を受け、鳥のフンや虫、雨でボディが汚れることもあります。
鳥のフンは酸性であるため、放っておくと塗装を傷めることにもなりますし、紫外線を浴び続けると塗装面は劣化してしまいます。
愛車を守るために、こまめな洗車は大切だと思います。また、洗車をすると、今まで気づけなかった傷や不具合を見つけられる可能性もあります。
洗車のおすすめ頻度
理想的な洗車の頻度は1カ月に1回程度の洗車です。
これは、あくまで目安となりますので、ひどい汚れが付いている場合や、車の使用状況、駐車場の状況などによってはもう少し頻繁に洗車を行ってもいいでしょう。
例えば、通勤や子供の送迎などで毎日車を使う場合は、汚れる頻度も多いため、2~3週間に1度くらいの洗車頻度でもいいかもしれません。
逆に、週末しか使わない場合は、1か月に1回くらいの頻度でいいでしょう。
また、車の保管場所によっても変わってくると思います。
屋外駐車場に駐車している場合は、砂、ホコリ、紫外線の影響を受けやすく、もっとも汚れやすい環境ですので、洗車の頻度は汚れの状態に合わせて多くてもいいでしょう。
カーポートやガレージの場合、雨・風や鳥のフンなどの汚れを防げるほか、紫外線の影響も防ぐことができます。そのため、1カ月に1回の洗車頻度でいいと思います。
ボディのカラーやコーティングの有無によっても洗車頻度は変わってきます。
愛車の状況に応じて、臨機応変に洗車のタイミングを調整するといいでしょう。
すぐに洗車するべきタイミング
- 鳥のフンや虫の死骸の汚れがついたとき:酸やたんぱく質の影響から塗装を傷める恐れがあります。
- 海の近くを走行したとき:塩分が付着してサビの原因にもなります。
- 雪道を走行したとき:融雪剤の成分の塩化ナトリウムが塗装にダメージを与えることがあります。
- 砂利道や泥道を走行したとき:多くの汚れが付きます。
このような場合には、当日もしくは翌日の洗車をおすすめします。
手洗い洗車と洗車機は状況で使い分けてみよう
手洗い洗車と洗車機では、それぞれメリット・デメリットがあります。
車の状況に応じて使い分けてみるのもいいでしょう。
手洗い洗車のメリット・デメリット
手洗い洗車のメリットは、自分の目で汚れを確認しながら落とせるため、隅々まできれいに洗車することができます。
また、普段では気がつきにくいキズを見つけやすくもなります。
洗車に必要な道具を揃える必要はありますが、一度道具を揃えてしまえば、消耗品の購入以外の費用はほとんどかかりません。
デメリットは、どうしても時間と手間がかかってしまうことです。また洗車スペースが必要となりますので、自宅に洗車スペースがない場合は洗車場を探す必要があります。
洗車機のメリット・デメリット
洗車機でのメリットは、短時間で手軽に利用できることです。洗車コースは水洗いから撥水コーティングまで豊富にそろい、車の状況に合わせて選択できます。また、下回りを高圧洗浄できる洗車機もあります。
洗車機はキズが付きやすいと言われることもありますが、最近の洗車機はキズが付く可能性はかなり減っています。
昔の洗車機はプラスチックやナイロン製のブラシが使われていましたが、最近の洗車機は特殊な布やウレタン・スポンジなど柔らかい素材でできていますのでキズが付く心配は少ないでしょう。
デメリットは、洗車のたびに費用が発生することです。金額はコースによって様々ですが、毎回、数百円から2000円程度の支払いが発生します。
また、細かい部分の汚れが残ってしまう、あまりにひどい汚れは落ちにくいなど、洗車の仕上がりにムラがでることもあるでしょう。洗車機は細かい調整ができませんので、ホイールなどの細かい部分が洗浄できない、などもデメリットです。
さらに、キャリアをつけている車は洗車できない場合もあります。
手洗い洗車と洗車機でのメリット・デメリットを活かし、そのときの状況に応じて洗車方法を使い分けてみるのもいいですね。
手洗い洗車の方法と手順
つぎに、手洗いする場合の方法と準備するもの、手順などをお伝えします。
準備するもの
- スポンジ(ボディを洗います)
- ブラシ(タイヤのホイールを洗います)
- バケツ
- カー洗剤
- ワックス
- クロス 2枚
- 脚立(車高が高い場合)
手洗い洗車の手順
では、実際に手洗い洗車のやり方を見ていきましょう。
手順1:まずは水で車体の汚れを落とす
ホースから水を出し、車体に付いている汚れを流します。
細かなホコリや汚れでボディを傷つけないために、車体の上から下に向かって丁寧に汚れを流していきます。
*このとき、タイヤやホイールに付いた泥やひどい汚れは落としておきます。
手順2:カーシャンプー液を作る
バケツにカーシャンプーの液を入れ、勢いよく水を入れていきます。水の水圧を利用してきめ細かい泡を作っていきます。このきめ細かい泡で洗うことが大切です。
手順3:スポンジではボディを、またブラシではホイールを洗います
スポンジに泡をつけて、車のボディにのせていきます。たっぷりの泡で、汚れを浮き上がらせて洗うため、強く擦る必要はありません。このとき、スポンジは同じ方向へ動かします。
ボディのあとにホイールも洗っていきます。
ブラシにたっぷりの泡を付けて洗いましょう。
手順4:カーシャンプーを水で洗い流します。
洗う作業が終わったら、カーシャンプーの泡を水で流していきます。
流す順番は上から下へ流します。
泡が残ってしまうとシミや汚れの原因となって、かえって車が汚くなってしまいます。
流し残しがないように、隅々まで綺麗に流しましょう。
手順:5 拭き上げをします
ボディ用は吸水クロスで、ホイールはクロスでそれぞれ拭き上げをします。
クロスは同じ方向へ拭き上げましょう。
ここでポイントは、水で流したあとに、できるだけ素早く拭き上げ作業をしましょう。
拭き上げる前に水分が乾いてしまうと、水の跡が付いてしまうことがあるからです。
「イオンデポジット」や「ウォータースポット」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
イオンデポジットは表面についた水滴が乾いてシミになったもので、ウォータースポットは塗装内部にシミが侵食して塗装が傷んでしまっているものをいいます。
イオンデポジットが進行してしまうとウォータースポットになります。
ウォータースポットになると非常に落ちにくくなってしまうので、拭き残しがないように素早く、丁寧に拭きあげていきましょう。
夏場はすぐに乾いてしまうので注意が必要です。
※さらにツヤだしや撥水効果を高めたい場合はワックスかけをするといいでしょう。
車内清掃のやり方
手順1:掃除機でフロアやシートのごみを吸い取る
まず、フロアマットを外し、安全な場所へ置きましょう。
掃除機でごみを吸い取っていきます。背もたれの隙間やドリンクホルダー、ドアポケットなど細かい部分も忘れずにきれいにしていきます。
手順2:フロアマットをきれいにします
フロアマットは布団たたきなどでたたくと、ごみやホコリを落とすことができます。
フロアマットは水洗いできますが、水洗いしたときは、日光にあてしっかり乾かしましょう。
カビや臭いの原因となってしまいます。
手順3:タオルで拭く
タイルを使って車内を拭きます。
ハンドルやドア周り、ダッシュボードの上などタオルで水拭きをしていきます。
頻繁に手で触るところはとくにしっかりときれいに拭きましょう
手洗い洗車におすすめの天気と時間帯
手洗い洗車は、晴れた日の昼の時間帯に・・と思っている人は少なくないのではないでしょうか。洗車には向いている天気があります。さて、どんなときでしょう。
手洗い洗車にもっともおすすめの天気は「曇りの日」
風がなく、気温があまりあがらないときがいいでしょう。
風が強い日は、ホコリや砂が飛んできて、ボディにつき、洗車中にボディにキズを付けてしまう恐れがあります。
当然、雨の日は避けたほうがいいですが、晴れの日も洗車にはあまり向いていません。
天気がいいと、最後の拭き上げのとき、拭く前に乾いてしまい、跡が残ってしまうからです。
晴れの日に洗車を行うときは日陰で行うといいでしょう。
手洗い洗車をするおすすめの時間帯は「午前中」
日差しが強い時間帯だと、車にかけた水が蒸発しやすくなり、イオンデポジットやウォータースポットが発生する原因となります。
イオンデポジットとは・・洗車時の水道水や雨の水分が蒸発し乾燥していくときに、不純物が車のボディに残ることによってできる白いリング状のシミのことです。
ウォータースポットとは・・ボディについた水滴が、日光の熱を集め、ボディの塗装面が焼けてしまい、凹凸ができてしまうことです。
まとめ
洗車は、車をきれいにするだけでなく、車の状態を把握できる大切な機会にもなります。
目安は1ヶ月に1回ですが、車の状態に合わせて頻度を変えてみるといいでしょう。
汚れを放置せずに大切な車をきれいに保ち、素敵なカーライフを楽しんでいきたいですね。
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