車を乗られている方には、避けては通れない制度があります。そう「車検」です!
車検は、車を安心して乗る為には、なくてはならない検査ですが、車検はどうしても高額な費用が発生する為、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
また車検を受けられるお店も多く存在していて、実際にどの業者に依頼すれば良いか分からないという方もいるはずです。
そこで今回は、車検を受けられるお店ごとの紹介と業者を選ぶ際のポイントについてお伝えします!車検先を選ぶ際に大切にしたい軸についてもお伝えするので、車検先を選ぶ際の参考となれば幸いです。
この記事のポイント
- 車検を受けられる業者には、ディーラー、ガソリンスタンド、車検専門店などがある
- 車検業者を選ぶ際には、車検台数が多いお店やアフターメンテナンスが充実しているお店を選ぶと良い
- 安くて短時間で車検が出来る車検専門店はトータルで考えると最もおすすめ!
目次
そもそも車検について
業者を選ぶことも大切ですが、車検についての理解を深めること重要です。ここでは、そもそも車検とはどのような制度かについて解説します。
車検とは?
車検ですが、正式名称は「自動車検査登録制度」と言って、自動車が保安基準に適合し、安全に走行できる状態かどうかを検査する制度です。
乗用車であれば、2年に1回はこの車検を受けて、合格することで、公道を安心して走行できる車と判断されます。
よって車検に合格することで、公道を普通に走行することが出来ます。逆に車検が切れてしまうと、公道を走行することは出来ませんので、注意しましょう。
車検の期限について
車検には期限があり、この期限も車種によって違いがあります。また新車登録時から1回目の車検とそれ以降での期限にも違いがあるので、注意が必要です。
簡単に車種ごとの車検期限をまとめてみました。下の表をご覧ください。
車種 | 初回車検 | 2回目以降の車検 |
自家用乗用車・軽自動車(3・5ナンバーなど) | 3年 | 2年 |
軽貨物自動車 (4ナンバー) |
2年 | 2年 |
レンタカー (わ・れナンバー) |
2年 | 1年 |
大型貨物自動車 (1ナンバー) |
1年 | 1年 |
小型貨物自動車 (4ナンバー) |
2年 | 1年 |
バス・タクシー | 1年 | 1年 |
このように車検の期限も車種によって様々です。また車検を受けられる期間は、車検満了日の30日前からとなる為、うっかり車検が切れてしまわないことが無いように注意しましょう。
車検業者はどこがあるのか?
車検を受けられる業者は多くあります。ただ全ての業者を答えられる方は、少ないのではないでしょうか。ここでは車検を受けられる業者を紹介していきます。
ディーラー
メーカーの正規販売代理店のディーラーでは、車検が受けられます。基本的には販売したお客様の車のメンテナンスをメインに扱う為、その過程で車検も実施しています。
中古車販売店
中古車販売をメインに扱う中古車販売店でも、車検は受けられます。販売したユーザーの車のメンテナンスに力を入れている店舗では、車検にも注力しています。
カー用品店
カー用品の販売をメインにしているカー用品店でも、車検が受けられます。用品販売だけでなく、オイル交換などのメンテナンスにも力を入れていて、車検も実施しています。
整備工場
「○○整備工場」や「○○モータース」のような、個人経営の整備工場でも車検は受けられます。近所の方や長くお付き合いしているお客様をメインにしています。
ガソリンスタンド
車に乗られている方であれば、定期的に訪れるガソリンスタンドでも車検が受けられます。ガソリンスタンドでは、給油だけでなく、車の整備も行っています。
車検専門店
車検専門店では、もちろん車検は受けられます。車検をメインに扱っていますが、オイル交換や定期点検など整備やメンテナンス関係のほとんどに対応しています。
車検のお店ごとのメリット
先ほどの記事で、車検が受けられる業者が多くあることを紹介しましたが、それぞれのお店にも特徴があります。ここでは車検のお店ごとのメリットについて解説します。
ディーラーのメリット
ディーラーで車検を受けるメリットは、高品質な整備やサービスが受けられるという点です。ディーラーでは、特定のメーカーを専門的に扱う為、そのメーカーに詳しい整備士が多く在籍しています。またメーカーの看板のもと運営をしている為、車検以外のサービスにも力を入れているのが特徴です。
中古車販売店のメリット
中古車販売店で車検を受けるメリットは、車検基本料金が安いという点です。車検に力を入れている中古車販売店では、車検の基本料金を安く設定しているお店も多い為、最低限の車検だと安く車検が受けられるというのが特徴です。
カー用品店のメリット
カー用品店で車検を受けるメリットは、部品交換の際に、店内にあるメーカーの部品を選ぶことが出来るという点です。カー用品店では、常に多くの部品の在庫がある為、追加の整備が発生した場合でも、その場で対応が出来るというのが特徴です。
整備工場のメリット
整備工場で車検を受けるメリットは、個人経営の工場が多い為、予約の面などで融通が利くという点です。深いお付き合いを大切にしているので、急な対応や多少のサービスで融通を利かせてくれるというのが特徴です。
ガソリンスタンドのメリット
ガソリンスタンドで車検を受けるメリットは、給油や洗車などの割引があるという点です。車検を受けてもらったユーザーへは、給油や洗車の割引などをするお店も多い為、車検以外でも嬉しいサービスがあるというのが特徴です。
車検専門店のメリット
車検専門店で車検を受けるメリットは、早くて安心の低価格な車検が受けられるという点です。車検専門店では、指定工場の為、車検の検査までがその工場内で出来てしまうので、早い車検が提供出来ます。また車検を専門的に扱う為、リーズナブルな料金設定となっています。そのほかフランチャイズで運営しているので、整備品質にもムラがなく、高品質な整備が受けられるというのが特徴です。
車検のお店ごとのデメリット
先ほどの記事で、車検のお店ごとのメリットは分かりましたが、もちろんデメリットも存在します。ここでは車検のお店ごとのデメリットについて解説します。
ディーラーのデメリット
ディーラーで車検を受けるデメリットは、費用が高額になるという点です。ディーラーでは、交換部品も純正品を使用する為、社外品の部品と比べると割高となります。また工賃やサービスの部分でも料金が高く設定されているので、車検費用は高額になるというのが特徴です。
中古車販売店のデメリット
中古車販売店で車検を受けるデメリットは、追加整備の費用が高額になるという点です。中古車販売店では、基本料金は安く設定されていても、追加整備の工賃が割高に設定されている場合が多く、合計の車検費用としては、高額になるというのが特徴です。
カー用品店のデメリット
カー用品店で車検を受けるデメリットは、整備品質にムラがあるという点です。カー用品店は、メインが用品販売の為、整備士の技術力は店舗によってムラがあります。また車検の時間も指定工場ではない為、長時間かかってしまうというのが特徴です。
整備工場のデメリット
整備工場で車検を受けるデメリットは、時間がかかるという点です。個人経営の整備工場では、認証工場のところがほとんどで、車検の検査自体がそこの工場で出来ない為、陸運局へ運ぶという手間が発生します。その為、時間や費用が余計にかかってしまうというのが特徴です。
ガソリンスタンドのデメリット
ガソリンスタンドで車検を受けるデメリットは、時間がかかるという点です。こちらも認証工場の為、車検の検査は陸運局へ車を運ぶために、時間や費用が余計に発生します。また整備がメインのお店ではない為、メカニックの技術力も曖昧な部分があるというのが特徴です。
車検専門店のデメリット
車検専門店で車検を受けるデメリットは、完全予約制という点です。車検を早く安く仕上げる為に、時間をきっちり管理しているのと、車検もスピーディーに出来るようにシステム化されているので、急な対応が難しいというのが特徴です。
車検業者を選ぶ際の軸とは?
ここまでは車検業者ごとの違いや特徴などを解説してきましたが、では実際に自分に合った店舗はどこでしょうか?ここでは車検業者を選ぶ際の軸について解説します。
価格重視
車検というとやはり価格重視という方が多いのではないでしょうか。車検の費用を少しでも抑えたいという方におすすめなのは、中古車販売店、ガソリンスタンド、カー用品店、車検専門店です。
ただし車検は、「通すだけ=安心して乗れる」ということには必ずしもならないので、プロの整備士にしっかりと点検をしてもらった中での、おすすめの整備については検討しましょう。
スピード重視
忙しくて車検は短時間で済ませたいという方には、ディーラーや車検専門店がおすすめです。どちらも指定工場の為、車検の検査までがその工場内で出来てしまうからです。
指定工場のお店の良いところは、国土交通省から認可を受けるにあたり、設備や国家資格の整備士が在籍しているかなど、厳しい基準項目をクリアしていないと指定工場にはなれないからです。その為、ただ早いというだけでなく、高品質な整備が受けられるのも指定工場の良さと言えます。
高品質な整備を重視
車検はやっぱり高品質で安心な整備を大切にしたいという方には、ディーラー、整備工場、車検専門店がおすすめです。
ディーラーは特定メーカーを専門的に扱えるので、専門知識が豊富です。整備工場は、時間はかかるがよく見てもらえるというところも多いです。また車検専門店では、フランチャイズで運営している為、整備品質にムラが出ないようになっています。
車検のお店ごとの費用の相場
ここまでの記事で、車検は店舗によって費用に差が出てくるというのが分かります。ここでは実際のお店ごとの車検の費用の相場について解説します。
(※あくまで相場なので、実際の金額は異なる場合があります)
軽自動車の車検費用の相場
車検場所 | 法定費用 | 基本料金 | 合計 |
ディーラー | 27,830円 | 38,940円~ | 66,770円~ |
車検専門店 | 27,830円 | 9,500円~ | 37,330円~ |
ガソリンスタンド | 27,830円 | 13,600円~ | 41,430円~ |
整備工場 | 27,830円 | 33,850円~ | 61,680円~ |
※2022年2月現在の価格
中古車販売店やカー用品店は今回の記事ではまとめていませんが、上記のような結果となりました。あくまで軽自動車の車検費用の相場ですが、普通車でも同様にお店によって車検費用には差が出てくるので、覚えておきましょう。
車検業者選びのポイント
費用の相場も分かり、お店ごとの違いも分かりました。では車検業者選びでは、最終的にどこをポイントにすれば良いでしょうか?解説していきます。
車検台数が多いお店
台数が多いお店は、それだけ多くのお客様から信用されているお店ということです。すなわちサービスや接客などが良いのと、安心して任せられるお店ということです。
また車検を多くしている工場は、それだけ経験が豊富なメカニックも多い為、高品質な整備を受けられます。車検台数が多いお店は、車検業者を選ぶ際のポイントにしましょう!
アフターメンテナンスが充実しているお店
車は車検だけではなく、定期的なメンテナンスが必要な乗り物です。車検業者の中には、車検以外のメンテナンスはあまりしていないというお店も多いです。
車検以外のオイル交換や点検などに力を入れているお店では、車検後のアフターフォローも丁寧に対応してくれるので、この点は車検業者選びの際にはポイントにしましょう!
おすすめの車検先とは
ここまでの記事を踏まえて、最終的に最もおすすめの車検先を紹介します。人それぞれ選ぶ際の軸は変わるので、トータルで考えて最もおすすめのお店で解説します。
車検専門店が最もおすすめ
車検を受けるのであれば、最もおすすめの業者は車検専門店です!車検専門店は、その名の通り車検に特化したサービスを行っている為、安い費用で済み、短時間で車検を受ける事が出来るからです。
また指定工場やフランチャイズ運営の為、高品質な整備を受けられるほか、アフターメンテナンスにも力を入れている店舗も多いです。車検を受ける際には、ぜひ車検専門店を検討しましょう!
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まとめ
いかがでしょうか?車検を受けられる業者はたくさん存在しますが、それぞれお店ごとのメリット、デメリットがあります。それぞれの特徴を把握したうえで、ご自身に合った最適な車検先を選ぶことが大切です!
その中でどの方へもおすすめ出来るのが、車検専門店です。せっかく車検を受けるのであれば、満足したサービスが受けられるお店を選びましょう。
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